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個人的メモ・Elemental World 年表写し。Elemental Worldより、転載。 155 ・第二次調査隊がタラスの古代遺跡で「エデッサ・フォン・エシュタリアの手記」を発見 165 第1戦 激突!灼熱の砂漠 ⇒Click
フレイドの国境付近、セレスエル山脈とドレイグ山脈に挟まれた砂漠ダ―ル。
火のエレメントの力が強いこの砂漠を、皆は灼熱の砂漠と呼ぶ。 その名に恥じぬ熱地獄の砂漠に、フレイドが軍を進めたとの報が大陸全土にもたらされた。 フレイドの猪突猛進の気風を快く思わないウィンディーンは、直ちに精鋭部隊を灼熱の砂漠に向け出陣させ、フレイドに対峙させる。ファレーン、アーセレナ両国も、流れに乗って軍を差し向けた。 大陸暦165年。この年最初の衝突が、灼熱の砂漠で起きようとしていた。 【課題:「砂漠」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第2戦 カザフの廃墟、死者の魂 ⇒Click
灼熱の砂漠において惨敗を喫したフレイド軍は、陣営を立て直す為に砂漠より
一時撤退、セレスエル山脈の麓・カザフの廃墟に陣を構えた。 フレイド軍の撤退により、ドレイグ山脈の火のエレメント力が弱まり、その機に乗じてウィンディーン軍は一気に勢力範囲をタラス高原に向けて広げた。 カザフの廃墟で4陣営が対峙し、いよいよ決戦を控えたその夜、不気味過ぎるほどの静寂を叫びに変え、血をすするべく各陣営の前に現れたのは、古き時代に活躍したであろう無名の戦士達―そう、今は亡き死者の群れだった……。 【課題:「廃墟」+「亡霊、物の怪の類」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第3戦 ブルティーク追撃戦 ⇒Click
灼熱の砂漠、カザフの廃墟と続けて被害を出したフレイド軍は、今回の侵攻作戦を断念、ブルティーク川沿いの防衛拠点ハルト・シュッツへの撤退命令を出した。
ウィンディーン軍も、火のエレメントの強い地域での戦闘が続き疲弊、これ以上の遠征は兵士の士気低下を招くと判断し、フレイド軍の撤退にあわせて自国に軍を引き上げ始める。 しかし、容赦なく続くファレーン軍とアーセレナ軍の追撃を前に、撤退は困難を極めた。 散り散りになる部隊。追う者追われる者。 幸いにしてブルティーク川近辺には広大な森林地帯が広がっている。両軍は街道を外れ、森に身を隠しながらの撤退作戦を取る事にした。 【課題(火・水):「森林」+「追われる側、逃走や潜伏等をイメージ」+「自陣の特徴」】 【課題(風・地):「森林」+「追う側、追撃や探索等をイメージ」+「自陣の特徴」】 166 第4戦 奇襲!ファレーン疾風艦隊 ⇒Click
ブルティーク追撃戦で思わぬ被害を出し、せっかく手中に収めた領土を失ったファレーンは、新たな領土獲得の為ルードリアの大平原へと目を向け始める。
年は明けて大陸暦166年、ついにファレーン艦隊がユイスランを発ちルードリアの大平原へ向けて進撃を開始した。 事前にこの動きを察知していたアーセレナ、ウィンディーン両軍は、近くに展開していた艦隊を至急ファレーン艦隊に差し向ける。フレイドも遅れて戦場に艦隊を派遣した。 入り乱れる四艦隊。が、ファーレン艦隊特有の飛空艇部隊がどこにも見当たらない。ファレーンに疾風艦隊ありと言わしめる飛空艇部隊が出撃していないなんてことが…。 「て、敵襲! 上です。き、来ます!」 【課題(風):「船」+「攻撃をイメージ」+「自陣の特徴」】 【課題(火・水・地):「船」+「防御、防戦をイメージ」+「自陣の特徴」】 第5戦 雨の中の激戦 ⇒Click
奇襲攻撃により大勝利を収めたファレーン軍は、ついにルードリアの大平原に
上陸を果たした。歓声に沸きあがる兵士達。 対して敗走したフレイド、ウィンディーン、アーセレナ各軍は、陸路からの援軍と合流し、反撃の態勢を整える。 ファレーン軍は、各軍が態勢の立て直しをはかる間に、今回の侵攻作戦における橋頭堡を確保すべく、海岸線に陣を構えた。 ポツリポツリと降り出した雨が、戦を前に紅潮する兵士達の頬を濡らし、余計な物音を耳から洗い流す。 雨が激しい雨に変わる頃、いよいよ海岸線の戦いが始まろうとしていた。 【課題:「海岸」+「雨」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第6戦 大平原の戦い ⇒Click
勢いづくアーセレナ軍とは対称的に、海岸線の陣を打ち破られたファレーン軍は、重要な補給路の1つを失い、苦しい立場に立たされた。
ファレーン軍は海岸線の陣を放棄し、新たに大平原の西、緑豊かな平原に戦場を設定し、3つの陣営を迎え撃つ事にする。 敗戦の報は、浮遊島の防御要塞「風の防壁」にも伝えらた。要塞司令官ミル・フェスは、迷うことなく援軍を送ることを決定し、飛空艇部隊の編成を指示した。 「間に合えばいいが…」 思わず出た言葉に、彼は慌てて首を振った。 【課題:「平原」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第7戦 決戦、大地の傷跡 ⇒Click
「風の防壁」からの援軍により持ち直したファレーン軍だが、他軍を押し返すほどの勢いは無く、次第に戦線は膠着していった。
大平原の西側一帯を占領する事を目的とした本作戦であったが、ムルシア湾側の補給路を失い南方確保は事実上失敗、北方確保だけでも達成する為、「大地の傷跡」と呼ばれる河川跡を最終攻防ラインと決め、戦線の死守を命じた。 戦線を突破される事がすなわち退却を余儀なくされる事は、ファレーン軍の誰もが感じとっていた。 【課題:「河川跡」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 167 ・ウィンディーン第8代女王にクリスが即位 第8戦 新女王戴冠、ひとときの宴 ⇒Click
戦線をかろうじて維持したファレーンは、浮遊島近辺のみではあるが大平原の一部を領有化する事に成功し、新たな前線基地の構築を始める。
フレイドの激しい攻勢を受けたウィンディーンは、大損害を受け本国へと敗走。これにより、フレイドはドレイグ山脈一帯を完全に支配化に置き、ウィンディーンはタラス高原からの完全撤退を余儀なくされた。 ウィンディーンの女王アイナ・ウィンディーンは、国内で起こった退位要求を抑える事が出来ず、若干17歳の第一王女クリスに王位を譲り、退位した。ここに第8代女王が誕生する事となる。 戴冠式の日、首都ウィンディーンは新女王を祝して盛大な祭りが行われ、各国の王も慶賀使節団を派遣して新女王の戴冠を祝した。 戦に明け暮れる戦士たちも、今日ばかりは、ひとときの宴を楽しむのだった。 【課題:「水の都」+「祭り」+「自陣の特徴」】 第9戦 コロシアムの中の小さな戦争 ⇒Click
ウィンディーンでは、催しとしての闘技が常日頃より行われており、人々の娯楽として親しまれている。新女王クリス・ウィンディーンも、もちろんそれは承知しており、女王自らの強い要望により、祝宴の余興として闘技が行われる事となった。
闘技には、ウィンディーンの腕自慢ばかりでなく、慶賀使節団に随行していた各国の戦士達も招かれる事となった。 余興とはいえ、これが各国の威信をかけた小さな戦いである事は、誰の目から見ても明かだった。 【課題:「闘技場(コロシアム)」+「一対一の戦い」+「自陣の特徴」+「相手国の特徴」】 第10戦 憎しみが形となりて ⇒Click
首都ウィンディーンが戴冠式、闘技で賑わいを見せている頃、ミレナ湖南西の小高い丘から、都市を見下ろす一組の若い男女の姿があった。
02/09/25 送 09/26 受 10/06 結果発表。
「久しぶりに君の国を見た気分はどうかな、レティオーン?」 端整な顔立ちの青年は、隣の女性の青髪を優しく撫でて、クスクスと笑い声を立てた。 「言うな、ハルス!私はアーセレナの人間だ。ウィンディーンなど…」 「でも、君の母君が健在なら、ウィンディーンがこうも他国に押し込まれる事もなかっただろうに。そして今頃は、君自身が女王の冠を戴いていたかもしれない」 「私は、女王などに興味はない。だが、愛する人と幸せに暮らしたいとだけ願っていた身重な母を、惨めに追い出したウィンディーンの人間は決して許さない。それだけだ」 吐き捨てるように言って、青年の手をはねのける。 「まあ、ウィンディーンの王家は血統に関して厳格過ぎる程厳格だからね。王族の血にアーセレナの血が混ざる事を決して許す事ができなかったのだろう。大人の世界なんてそんなものだよ」 言って直に、強烈に睨まれているのを感じて、青年は慌てて肩をすくめ、おどけて見せた。 「さて、そろそろ行くかい?レティオーン?」 ミレナ湖から首都ウィンディーンにかけて湖面が凍結し、多くの水獣・地獣が襲い掛かってくるのは、それから間もなくのことだった。 女王は都市に被害が出ないように、都市の外、氷上での防衛を命じ、各国の戦士達も慶賀使節団を守る為、防衛戦に加わる事になった。 【課題:「氷上」+「水獣・地獣」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第11戦 ガド山岳戦 ⇒Click
『今回の事件にアーセレナの人間が関わっている』
調査を進めるにつれ明らかになる事実に、地王タルナスは思わず怒りを露にした。 「地王の顔に泥を塗るか!あらゆる手を尽くして真実を明らかにしろ!」 改めて調査を命じ、同時に、ガド山脈と大平原の最前線基地に第一級の警戒命令を出した。 数日後、ガド山脈でウィンディーン軍と交戦になったという報がもたらされた。 これはもちろん予想の範囲内のことであったが、続けてもたらされた報に、城内は一瞬にして血の気を失った。 「フレイド軍とファレーン軍が、タラス高原から山間の道を通って領内に侵入。ウィンディーン軍と交戦していた我が軍は、側面を奇襲され、なす術もなく現在敗走中。至急、援軍を請うとの事です!」 「タルナス王、こ、これは…」 「うろたえるな!オルファ、イーディー両軍団長、防衛戦の指揮は2人に任せる。それにしても、だ」 一息おいて、タルナスは言葉を続けた。 「タラス高原のハルス隊は何をしていたのだ!何の為の諜報部隊だと思っている!あの役立たずを今すぐに呼び戻せ!」 【課題:「山岳」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第12戦 ベイルート攻略戦 ⇒Click
フレイド軍の攻勢に抗しきれなかったアーセレナ軍は、ベイルート砦まで撤退。
フレイド、ファレーン、ウィンディーン軍によって繰り返される攻勢を、何日にも渡り防ぎきり、攻防は長期化の様相を呈してきた。 手詰まりから睨み合いの状態が長く続いていたが、ある夜、突如として砦内部で火の手が上がり、砦の門の一つが開かれた。 この機を逃さず、フレイド、ファレーン、ウィンディーン軍は砦内に雪崩れ込み、アーセレナ軍は、苦しい防衛戦を余儀なくされるのだった。 【課題(火・水・風):「砦」+「夜」+「攻撃をイメージ」+「自陣の特徴」】 【課題(地):「砦」+「夜」+「防衛をイメージ」+「自陣の特徴」】 第13戦 ユーグ・フォレスの滝 ⇒Click
アーセレナ軍の徹底した抗戦により、フレイド軍とウィンディーン軍は、砦を陥落させるのは無理だと判断。
03/04/10 送 04/12 受 04/20 結果発表。
撤兵の準備を始めた。 比較的優位に戦いを進めていたファレーン軍も、地理の疎い地域での孤立・反撃を恐れ、両軍にあわせて撤退の準備を進める。 攻勢を凌いだアーセレナ軍の士気は上がり、兵を引き始めた軍を追撃。 領国内という事を最大限に活かし、敵をアーセレナ最大の滝ユーグ・フォレスに追い詰めたのだった。 【課題:「滝」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 168 ・四カ国間で平和条約締結 ⇒Click
【第1シリーズ エピローグ】
第二期 開始
滝という戦いやすい地形を活かしてウィンディーン軍が戦いの主導権を握り、各軍に対して激しい攻勢を加えた。フレイド軍、アーセレナ軍はなんとか持ち堪えたもの、撤退の際に陣形を乱したファレーン軍は大打撃を受け、散り散りになってガド山脈から撤退した。 アーセレナ侵攻戦から1ヶ月後、ウィンディーンのクリス女王の強い要望により、4国間の国王同士での直接的な話し合いが持たれ、3年間の不戦協定と、民間レベルでの商交流の活性化などを盛り込んだ平和条約が結ばれる事になる。 これにより、3年という期限付きではあるものの、エシュタリアに仮初の平和がもたらされる事になった。 今まで戦いに明け暮れていた戦士達も、従来の生活に戻り、それぞれの暮らしを送り始めた。 第1話 エルドナの神隠し ⇒Click
風の砂漠の西、セレスエル山脈南東の小さな街エルドナで、子供が突如として消える奇妙な事件が相次いだ。
03/06/25 送 06/28 受 07/06 結果発表。
幾度となく捜索隊が組織され、出来うる限りの捜索を続けたが、行方不明となった子供を見つけるどころか、手掛かりとなるような物すら見つける事ができなかった。 「エルドナの神隠し」 いつしかそう呼ばれるようなこの事件は、解決の糸口を見出せぬまま一ヶ月の歳月が過ぎようとしていた。 エルドナ町長は、自己努力による解決を諦め、捜索を外部に依頼する事にした。 【今回の課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 ウィンディーンで干ばつ被害拡大 ⇒Click
【SideStory-01】ウィンディーンで干ばつ被害拡大
ウィンディーン北部を中心に干ばつの被害が広がっている。特にドレイグ山脈の東域、ミリオーネ地方では、降水量が前年同期比7割以上減少し、このま までは農業生産への影響は避けられない状況にあるという。 現在、都市と農村の生活供水の確保及び農業地区への優先的な供水を行い、 干ばつのもたらす被害を最小限に抑える努力をしているが、広範囲の有効降水 がない限り、被害はさらに拡大することになりそうだ。 ただ、昨日の王室発表によると、ミシュラ湖の水を北部地域へ輸送する計画 が進んでおり、クリス女王も自らの声明で、これ以上の被害は断固として食い 止めるとの強い意思を示したとの事である。 第2話 コーナスの謎の手紙 ⇒Click
「ああ、コーナスの村なら、ここからセレスエル山脈方面に2時間ほど歩けば着くはずじゃよ」
「ありがとう、おじいさん」 コーナスという村から依頼の手紙が届いたのは2日前の事だった。 『村の近くの廃墟に獣が住み着いてしまって困っている。農作物は荒らされ、人が襲われ、安心して暮らす事ができない。この前も夜中に家族が襲われ、死傷者が出てしまった。このままでは村は駄目になってしまう。そこで、村の警備と獣の退治をお願いしたい』 余程小さな村なのか、地図にはそういう名前の村は見当たらなかった。だが、近隣の町村に行けばきっと知っている人がいるに違いない。 「ああ、それなら山脈方面に…」 今日はこれで何人目だったじゃろうか。コーナスの村といえば、もう1年も前に魔獣に襲われ、廃墟となっているはずの小さな村だ。 一体、あの村に何があるというのじゃろう…。 お礼を述べる傭兵らしき男を見ながら、老人は一人、怪訝な表情を浮かべた。 【課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 第3話 命の水、届かず ⇒Click
深刻な干ばつ被害にみまわれているミリオーネ地方に対して、ウィンディーン
女王クリスの名で水の輸送計画が発表された。 ミリオーネ地方の南東側はウィンディーン領であるものの、北西一帯はどこの国にも属さない中立の都市、村という事もあり、今回の輸送計画には、他国の義勇兵や多くの支援団体が協力している。 このまま無事に準備が進めば、数日後には、救援物資と豊富な水がミリオーネ地方に届くはずだ。 そうすれば、干ばつの被害も少しは抑える事ができよう。 「それでは女王陛下、行って参ります。我が命に代えましても、無事に水を送り届けてみせましょう。数日内には、きっと良いご報告をお届け致します」 「参加する全ての人々にウィンディーンの加護があらん事を。お気をつけて」 作戦の指揮をとるグラハス将軍を見送ったクリス女王は、何か言葉では言い表せない淀んだ感情が、胸の中で蠢いているのを敏感に感じとっていた。 (この感覚は何……? それに、水の精霊が押し黙っている――いえ、違うわ。何者かの力によって抑えつけられている、そんな感じがする。思い過ごし? だと、いいのだけど……) 輸送部隊からの連絡が途絶えたのは、それから3日後の事だった。 【課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 第4話 火竜ラフア、目覚める ⇒Click
輸送計画が失敗し、干ばつ被害の止まらぬミリオーネ地方に更なる凶事が起こった。
03/12/19 送 12/20 受 04/01/04 結果発表。
火竜ラフアが五十年振りに目覚め、西側の村々を次々に襲いだしたのだ。 火竜ラフアは、三竜神と呼れる火竜の中の一匹で、最も狂暴な竜として知られている。 三竜神は、火の大神官だけが眠りに戻す為の封印を施す事ができ、五十年前に目覚めた時は、火の大神官ヴァルラシーと多くの神官、将兵達の犠牲の元に、再び火口の奥底に封印されたのだった。 火竜目覚めるの報に、フレイドは直ちに精鋭の軍勢と、火の大神官を中心とした神官団をミリオーネ地方に送り、ウィンディーンもミリオーネ地方の民を守るべく、フレイドと行動を共にする事になった。 また、フレイド・ウィンディーンは、他の2カ国に対しても協力を要請し、ファレーン・アーセレナもそれぞれの国の精鋭部隊を送る事となった。 ミリオーネから三竜神の火口に火竜ラフアを誘導し、そこで封印を施す――作戦は単純明快だが、問題はそれをどのように実行するかだ。 仮にどのような良策であろうと、犠牲は決して避けられないだろう。 「祖父が封印した火竜ラフアを、その孫が再び封印を試みる、か」 今年、火の大神官に就任したばかりのジェスターは、火竜によって焼かれた村々を見ながら、運命めいたものを感じずにはいられなかった。 「封印と引き換えに祖父は命を落とした。果たして、私は――」 【課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 169 ・第三次調査隊がタラスの古代遺跡調査を開始 エデッサ・フォン・エシュタリアの手記 ⇒Click
「大陸暦155年はエシュタリア大陸史にとって最もエキサイティングな年と
なった」とは、アーセレナの考古学者ルイ・アレンの後の弁である。
この年、ルイは4カ国共同の第ニ次調査隊に参加し、タラスの古代遺跡で一 冊の手記を発見した。 ところどころ傷んで読解不可能なところはあるものの、 ほぼ完全な形で発掘されており、その事自体驚きをもって伝えられた。 『精霊の住まう地、エシュタリア 四のエレメントによって支配されし世界 火の精霊フレイドの加護を受けし者 全てを破壊し無から生命の再生を促す者なり 水の精霊ウィンディーンの加護を受けし者 母なる心をもって新たなる生命を生む者なり 風の精霊ファレーンの加護を受けし者 生まれたる生命を運び世界に広める者なり 地の精霊アーセレナの加護を受けし者 慈愛の心をもって生命を育む者なり 我、エシュタリアの番人として 四のエレメントの活性と均衡を願う― ―エデッサ・フォン・エシュタリアの手記より』 手記の解釈をめぐっては、「エシュタリア大陸そのものが、王家の一族によ って管理・統制されている支配社会なのではないか」という説と、「ただ単に、 王国を統べる者としての心意気を語っているに過ぎない」という説とで、今も なお、激しい論争が続いているが、お互いに論を確固たるものとする決め手も ないまま、無為に時間ばかりが過ぎている。 古代エシュタリア王国に関しては、現在に至っても、実はあまり詳しいこと は分かっていない。 大陸暦のはるか昔、大陸全土を支配していた王国が存在し ていた事、それがエシュタリアという王族によって世襲統治されていた事、王 家の一族はフォン・エシュタリアの称号で呼ばれていた事、そして、王国の首 都が今のタラス高原付近にあったらしいという事、くらいがせいぜいである。 当時の状況を示す文献や遺跡が、疑問すら覚える程にほとんど存在していな い事に加え、大平原・タラス高原付近では絶えず4カ国で戦が続いており、唯 一調査対象になり得る古代遺跡での調査さえも一向に進まないからである。 現在、平和条約を機に、4カ国共同の第三次調査隊が古代遺跡の調査にあた っており、第二次調査隊が発掘した「エデッサ・フォン・エシュタリアの手記」 以上の成果・報告が待たれるところである。 第5話 焼かれた村で見たものは ⇒Click
火の大神官ジェスターは、瀕死の重傷を負いながらも火竜を封印する事に成功した。
だが、とても完全な封印とは言いがたい状態で、引き続き神官団と各国の部隊がミリオーネ地方の西側に駐留し、万が一の事態に備える事になった。 「たったこれだけの水で1日を過ごせだって!?」 部隊は、火竜に焼かれた村の一つに駐留していたが、水不足が続くミリオーネ地方にあって、日に日に少なくなる水の配給に、兵士達の不満はもはや抑えられないものになっていた。 「仕方ないだろ!3日前に届くはずだった補給物資がまだ届いていないんだから!文句を言うなら、補給部隊の奴らに言ってくれ!」 配給係の兵士も、投げやりに言葉を返し、それがますます険悪な雰囲気に拍車をかける。 「なんだと!やるか、この野郎!」 「おい、お前ら待て!あれを見ろ!」 取っ組み合いの喧嘩が始まろうとした時、別の兵士が南の方角を指差し声を荒らげた。 彼が指差したその先には―。 【課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 第6話 調査隊を救出せよ ⇒Click
「まさか、こんな事が・・・」
アーセレナの地質学者で、今回の第三次調査隊の一員として遺跡の調査にあたっていたレイナは、目の前で起きた信じられない出来事に思わず声を詰まらせた。 調査道具をそのままに、じりじりと後ずさりし、慌てて走り出す。 「大変だ。早く皆に知らせないと!」 古代遺跡の調査開始からおよそ一ヶ月。第三次調査隊から「重要な発表がある」との連絡が届き、大陸全土が期待と歓喜で沸き立ったのも束の間、その翌日には至急の救出要請が届き、人々の間に困惑が広がった。 「一体、遺跡で何が・・・」 誰もがそう口にせずにはいられなかった。 【課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】 第7話 戦いの足音 ⇒Click
「まずは弁明を聞こくととしようか。アーセレナの王よ」
04/07/25 結果発表。
フレイドの王ファル・ダルクは、静かに、だが、威圧感をもってアーセレナの王タルナスに迫った。 「弁明? 弁明だと!? 何故、私が貴国に弁明などする必要がある!」 タルナスは、ありったけの力で机を叩くと、その勢いでファル・ダルクの胸元を鷲づかみにした。 「タルナス王、落ち着いて下さい。仮にも一国の王が、一時の感情で取り乱してはなりません。フレイドの王も、もう少し言い方というものを考えて下さい」 ウィンディーンの女王クリスは、両国王の肩に手を置き、言い聞かせるように言った。 「冷静だな、女王。だが、こういう話がある事はご存知かね」 ファル・ダルクは目を細め、やや大袈裟に咳き払いを一つすると言葉を続けた。 「ミリオーネの人々は、フレイドの国民になる事を望んでいる。これ以上、無能な女王の国民でいる事に耐えられないと、有能な国王の元で暮らしたいと、まあ、そういう事だ。国民の願いに応えてやるのが王の役割だとは思わないかね、女王?」 顔をしかめる女王を嘲るように、ファル・ダルクは豪快に笑った。 「それは…。つまり、我がウィンディーンに対しての宣戦布告だという事ですか」 「単刀直入に言おう。その通りだ。我がフレイドは、ミリオーネ地方を支配下に置く。そして、ファレーンは…」 そこで言葉を切って、先程よりだんまりを決め込んでいたファレーン王のアディムに目をやり、ほくそ笑む。 「ファレーンは、それに全面的に協力するとの事だ」 今回の遺跡での出来事は、事を複雑にし、四国間の不戦協定にひびを入れる結果となった。 何故、ウィンディーンとアーセレナの調査隊だけが助かり、フレイドとファレーンの調査隊が行方不明のままなのか、公表されない調査隊の発表内容とは何なのか。 ――アーセレナとウィンディーンが手を組んで古代遺跡での成果を分け合い、事実を隠蔽している―― フレイドとファレーンでこうした噂が広がるまで、大した時間も要しなかった。そして、疑念がいつしか真実として語られるようになり、平和を望む心を蝕んでいく。 人々は、再び戦いの足音が近づいている事を、敏感に感じ取っていた。 【課題:「王の演説」+「それを聞くキャラクターの様子、心境」+「自陣の特徴」】 ・フレイドとファレーン、ウィンディーンとアーセレナの攻守同盟が成立 第三期 開始 ⇒Click
【第1戦に向けて】
フレイドの宣戦布告の翌日、フレイドとファレーンの攻守同盟が発表された。ミリオーネ北西部に続々と集結するフレイド軍・ファレーン軍。 ウィンディーンは、両軍に対抗する為、アーセレナに急使を送り攻守同盟を要請。アーセレナもそれを受け入れ、ここに、フレイド・ファレーン対ウィンディーン・アーセレナという戦いの構図がはっきりする事となる。 ミリオーネに集結するフレイド・ファレーン軍に対して、ウィンディーン・アーセレナ軍は機先を制する為、先制攻撃を開始。ここにミリオーネ攻防戦が始まった。 第1戦 ミリオーネ攻防戦 ⇒Click
フレイドの宣戦布告の翌日、フレイドとファレーンの攻守同盟が発表された。
04/08/23 送 08/24 受 09/05 結果発表。
ミリオーネ北西部に続々と集結するフレイド軍・ファレーン軍。 ウィンディーンは、両軍に対抗する為、アーセレナに急使を送り攻守同盟を要請。 アーセレナもそれを受け入れ、ここに、フレイド・ファレーン対ウィンディーン・アーセレナという戦いの構図がはっきりする事となる。 ミリオーネに集結するフレイド・ファレーン軍に対して、ウィンディーン・アーセレナ軍は機先を制する為、先制攻撃を開始。 ここにミリオーネ攻防戦が始まった。 【課題:「野営地」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第2戦 リィーンズ川の死闘 ⇒Click
ウィンディーン・アーセレナ軍の攻勢にさらされたフレイド・ファレーン軍は、アーセレナに手痛い反撃を食らわせたものの、ウィンディーンの攻勢を受け止めきれずにじわじわと後退。
これ以上無理に反撃しても被害が増すだけだと判断し、最前線の陣地を放棄して、ドレイグ山脈方面に控えていた予備戦力を含めてリィーンズ川付近で軍の再結集をはかる事とした。 ウィンディーン・アーセレナは、深追いを避けながらも慎重に追撃を行い、優位な展開を維持。 リィーンズ川付近で再結集をはかるフレイド・ファレーンに対して、その態勢が完全に整う前に、再度攻勢を仕掛けた。 冬の気配が忍び寄る中、リィーンズ川での死闘が開始される。 【課題:「川」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第3戦 仕掛けられた罠 ⇒Click
冷たい雪が舞い始め、兵士の士気は低下。
思わしくない戦況が続く中でも、フレイド・ファレーン軍の総司令官であるフレイドのファウルドは、ウィンディーン・アーセレナ軍の攻勢に耐えながら、別働隊からのある報告を待ちわびていた。 「まだか、まだ準備はできないのか!」 ファレーンの前線部隊が壊滅し、いよいよ苦しくなったフレイド・ファレーンであるが、ついに待ちに待った報告がもたらされた。 「よし、全軍ドレイグ山脈の麓まで撤退する!ただし、逃げ切ってしまうなよ。うまく追撃させながら、罠まで誘導する!いい気になった奴らに吠え面かかせてやれ!」 【課題:「雪原」+「罠」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 第4戦 三竜神の火口の戦い ⇒Click
フレイド・ファレーン軍の仕掛けた罠で大打撃を受けたアーセレナ・ウィンディーン軍は、大混乱の中にあった。
05/03/24 〆切 05/04/03 結果発表。
「こっちだ!こっちに逃げろ!」 「そっちは駄目だ!敵に囲まれてしまう!」 指揮系統が全く機能せず、兵士達の怒号や叫び声が虚しく響き渡る。 退路を遮断され、激しい追撃を受けたアーセレナ・ウィンディーン軍は、三竜神の火口へと追い詰められていった。 【課題:「火口」+「戦闘をイメージ」+「自陣の特徴」】 170 番外1 それぞれの年明け ⇒Click
いよいよ冬本番となり、雪が深く大地を覆い始める。
05/06/16 〆切 05/06/26? 結果発表
遠征が長期に渡り、兵の士気が低下し始めた各国は、ドレイグ山脈を挟んで東と西にそれぞれ必要最低限の兵のみ残し、一度自国に兵を引き上げる事とした。 久しぶりに故郷に戻り、ひとときの休息を取る兵士達。 各国の王は、兵を労い戦意高揚を図る為、首都で盛大に年明けを祝う年賀の祝賀行事を行う事とした。 【課題・規定: 課題舞台「首都」+「祝賀行事」】 最終戦 デクト城襲撃 ⇒Click
国境の抑えであるフレイドの防衛拠点デクト城に、アーセレナ・ウィンディーン軍が迫っているとの報がもたらされた。
05/07/03 発表 05/09/08 〆切 05/09/25 結果発表
デクト城を預かるフレイド王の妹セルビア・ダルクは、大きく頷くと、全軍に対して厳戒令を出した。 「じきに我が軍の増援部隊とファレーンの援軍が来るが、城に篭って援軍を待つというのも性にあわぬ。地の利もあるし、ここは一戦して敵の出鼻を挫く事にするぞ!」 【課題・規定: 課題舞台「城」】 ⇒Click
【エピローグ】
Elemental World 終了
「よし、そのまま押し返せ!敵はひるんでいるぞ!」 セルビア・ダルクの凛とした声に兵士達は高揚し、フレイド・ファレーン軍は敗走するアーセレナ・ウィンディーン軍の追撃を開始する。 その光景を馬上から満足げに見ていたセルビアの耳元で、人を馬鹿にしたような、ただ、はっきりとした口調で若い男の声が響いた。 「あのフレイド王の妹君がこれほどの美女だったとは。いやあ、惜しい。もったいない」 「何者だ!」 突然表れた気配に、ぎょっとした声を上げる。 フードに深く顔を埋めている為、男の顔はよく分からない。その横にいる青髪の女も。護衛の兵士達はどうしたのだ?こんな者達を近づけるなんて…。 恐る恐る辺りを見渡したセルビアの体は、一瞬にして凍てついた。 誰もいない。いや、いないのではない。そこに兵士は確かにいる。だが、“生きている者”がいないのだ。 「だけど、しょうがないよね。それが僕の使命、役割なんだから。そうだろ、レティオーン?」 何が「もったいない」なのだ?この男は何を言っているのだ?分からない。だが、一つだけ確かな事は、この男が“危険な人物”だという事だ。体がそう教えている。 セルビアは剣を取った。 「おやおや。剣なんて構えて、凛々しいね。でも、無駄だよ。無駄なんだ」 剣を構えた方の耳から、氷の割れるような甲高い嫌な音が襲う。飛び散った破片がセルビアの顔や四肢を傷つけた。 レティオーンと呼ばれた女がやったのか?だが、この女…目が空ろでとてもそのような事ができるとは思えない。精神を病んでいるのか?いや、そんな事はどうでもいい。今は、この男をどうするかだ。 「すまないね。でも、許しておくれよ。これが僕の“名前”が背負う運命なんだから。重い、決して避ける事の出来ない運命なのだから」 名前が背負う運命だと?この男…何者なのだ? 「名を名乗れ!王妹と知りながら、名を名乗らずに斬りかかるのか!戦の慣わしを知らぬ、無礼者が!」 「おや、これは失礼した。すっかり忘れていたよ」 くすくすと乾いた笑い声を上げて、男はフードを取って顔を見せた。 思っていたよりも若い。端整な顔立ちの青年だ。だが、その目は冷たく、見れば見るほどに恐怖すら覚えるほどだ。 「僕の名は、ハルス。ハルス・フォン……」 その名を聞いたセルビアは、驚く間もなく、全ての感覚を闇の中に失った。 「さて、と。レティオーン、次は君の番だ。君は……二つの要素を持つ君は、この世界にあってはならない存在なんだよ」 青年は、レティオーンと呼んだ女の髪をやさしく撫でながら、悲しそうな声でつぶやいた。 「でも、殺しはしない。君は“可能性”でもあるのだから。この世界を変えるかもしれない、ね」 女は男の言葉に何の反応も示さない。ただ、虚空を見つめ、時々泣き出しそうな表情を見せるだけだ。 「だから、僕は君を……」 男は、女の目に軽く手を当て、小さく呪文を唱えた。 次の瞬間、女は青白い光に包まれ、そして、かき消されるように姿を消した。 「“あちらの世界”は大変かもしれないけど、君なら大丈夫だよ、レティオーン…」 | |